「そうだ、奥多摩に行こう!」
どこかで聞いたようなキャッチフレーズですが(汗)、11月中旬頃は奥多摩でも紅葉シーズン真っ盛り。
湖面にキレイに映る奥多摩湖の紅葉はずっと見たいと思っていたのですが、実はもう1つ、行きたいと思っていたところがあったのです。
それは「よりみち茶屋 とおまわり」という、奥多摩湖周辺に2018年10月にオープンしたカフェです。
古民家を改装して作ったカフェは、なんと東京最西端のカフェなんだとか!
紅葉シーズン真っ只中の休日に、車で向かってみたら、とてもステキな出会いがあったのです。
「よりみち茶屋 とおまわり」の場所はココ!
くねくねと曲がる青梅街道を車でひたすら走り続けて、奥多摩駅から約30分。ようやく奥多摩湖に到着しました。
ときは2018年11月18日(日)。曇りの天気予報通り、インスタ映えとはほど遠い写真しか撮れず(泣)
これが唯一ベストショットかも?!
先週で紅葉のピークは終わってしまったらしく、まるで奥多摩の仙人が舞い降りてくるかのような幻想的な奥多摩湖を後にし、さらに10分ほど車を走らせました。
赤やオレンジの橋を渡ったあとに、お店ののぼりがある古民家が見えてきました。こちらが「よりみち茶屋 とおまわり」です。
場所はココ↓
住所:東京都西多摩郡 奥多摩町留浦 320
いや〜、やっと発見できて感激!
お店から見える眺めはこんな感じ!
湖沿いに30台ほど置ける駐車場があり、道路をはさんで向かい側にお店があります。
どこから見ても古民家で、本当にここはカフェなの?と目をパチパチさせておりましたが、お店の方が外にいらっしゃったおかげでスムーズに店内に入ることができました。
「よりみち茶屋 とおまわり」という名前に込められた意味
店内に入った瞬間、ふわっと温かい薪ストーブが。寒かった体が一気にポカポカになっていきました。ソファー席に、味わい深い大きなテーブル席がありました。
奥の部屋は畳の部屋を改装して作られた、新旧入り交じった落ち着いた空間が広がっていました。
柔らかい日差しが差し込んできて、ここで作業したらとてもはかどりそう!
店内には本棚がたくさん置いてあり、まるで自分の部屋でくつろいでいるかのよう。
渡り廊下はやわらかな日差しが差し込み、まるで田舎のおじいちゃんおばあちゃんの家に帰ったかのよう。
トイレも改装してあり、ピカピカでした。
ステキなハンドメイドのおみやげやさんコーナーもありました。
「よりみち茶屋 とおまわり」は、もともと同じ会社に勤めていた3人が会社を辞め、奥多摩に移住して作られたカフェ。
生き方や働き方で疲れてすり減った心を、この場で癒やしてもらいたい。
同じ思いをしてきたからわかる。
人生、遠まわりしたっていいじゃない。
人生は一度きり。
「とおまわりがいちばんのちかみち」という意味を込められて作られたのが、このカフェなのです。
めちゃくちゃかわいい「くまわさび丼」を食べてみた
こちらがメニューです。
ほのぼのとした手書きのかわいらしいイラストが描かれているメニューは、お店の方の温かい心の中まで伝わってきます。
今回オーダーしたのは、めちゃくちゃかわいらしい「くまわさび丼」です。
どうしましょ!!表情がかわいすぎて、食べられない(泣)
奥深い山間の清らかな清流で育った「奥多摩わさび」に醤油を入れて混ぜ合わせ、温かいくまごはんの上にかけて食べてみます。
わさびは甘さのなかにツンとくる刺激が加わり、香り高い削り節の風味がどことなく懐かしさでいっぱいに。
バニラアイスもオーダー。ちょこっとわさびアイスをサービスで乗せてくださいました。
最後は温かいカフェラテをゆっくり飲みながら、仕事や移住のことなど、初めてお会いしたとは思えないほど店主さんといろんな話をしてきました。
そして、
Twitterでつながりのある、奥多摩の地域おこし協力隊であるオクタマニアさんも登場!
店主さんが実はご連絡をしてくださったのです。まさかお会いできるとは思わなかっただけに、目を丸くして感動(笑)地域ネットワークってすごいなと思いました。
オクタマニアさんとも、地域愛たっぷりあふれる話や仕事の話で盛り上がりすぎて、めちゃくちゃ楽しいひとときを過ごすことができました。
最後に、ご近所でいただいたというゆずをたくさんいただきました。採れたてのゆずのいい香り!
こちら、おうちに帰ってからですが、ゆずジャムを作ってみました。甘酸っぱいゆずの香りで癒やされてしまいました。
奥多摩でいただいたゆずを使って作る簡単・時短ゆずジャムレシピ。パンに塗ったりゆず茶にも!
スタンプカードもあり、貯めると何かいいことがあるそうです(何かはこれから決めるとか笑
お土産までいただきまして、本当に楽しいひとときをありがとうございましたm(_ _)m
「よりみち茶屋 とおまわり」は人の温もりをいっぱい感じられるカフェだった
全国展開しているカフェにはよく行きますが、大勢の人がいるのに孤独感を感じることが多々ありました。大勢の中の「ただの一人」ですから、致し方なしですよね。
しかし、「よりみち茶屋 とおまわり」さんは、お店に入った瞬間から「一人の人」として出迎えてくださり、お店というよりは「家族」や「友達」に近いかたちで温かく接してくださいます。
都内なのに東京からずいぶんと離れているため、たどり着くだけでヘトヘトになってしまうかと思いますが、そんな疲れなんて吹っ飛んでしまうぐらい、心の底から温まる空間です。
遠まわりなんて人生でムダだと思っていたとしたら、このカフェに行くことで、そんな思いはスーッとどこかに消えてしまうことでしょう。
なんと行っても、手書きのほんわかイラストがかわいいです。見ているだけで本当に癒やされちゃう!
休業日をのぞいて土日オンリー営業ですが、私自身も仕事の合間を見つけて、定期的に行きたいと思います。
山の中のステキな風景とともに、人の温かさと優しさがいっぱい感じられる「よりみち茶屋 とおまわり」に、あなたもぜひ行かれてみてくださいね。
2020年9月6日追記
よりみち茶屋 とおまわりは、2020年9月にリニューアルオープンしました。
東京最西端カフェ「よりみち茶屋 とおまわり」がリニューアルオープン!メニューなど一新された7つのポイント
「よりみち茶屋 とおまわり」の詳しい情報はこちら
- 住所:東京都西多摩郡奥多摩町留浦320
- アクセス:奥多摩駅から西東京バス(2番乗り場)で約30分、車で奥多摩駅から約20〜30分
- Twitter:https://twitter.com/chaya_toomawari
- 「よりみち茶屋 とおまわり」のお店のページはこちら