10代後半から仕事人間の私です。大学時代も学業より仕事ばかりしていました。
今でも気がつくと仕事ばかりしてしまい、あっという間に1日が過ぎ去っていることが多々あります。
街ナカを歩くときも、周りなんてまったく見る余裕がなく、目的の場所に向かってただ歩いているだけのときがあります。
忙しいときほど、周りの人々や街の風景を見ているようで見ていません。何も心の中に記憶が残らないまま1日を終えていることがよくあります。
実のところ、忙しいときほど、行き交う人々や街の風景を見ているようで見ていません。
心に何も記憶が残らないまま人生のときが過ぎさってしまうなんて、なんだかさびしいじゃないですか?
そこで私がよくしていることは、街の様子が見えるオープンなカフェでひと休みすることです。
「疲れたなあ。ゆっくり食事でもして、食後にコーヒーでも飲んでいこうか。」
できる限り人通りが見えるテラス席を選んで、むずかしいことなんて一切考えず、スマホも見ずにただボーッとするだけ。
すると、どうでしょうか?
街を歩く人々、街の風景をのんびり眺めながら、食事を楽しめます。
「いつも、こんなに人がいっぱい歩いているんだ。」
「こんなにキレイな風景だったんだ。」
忙しくただ歩いている人を自分と重ね合わせ、私もあんな表情で歩いていたりするのかと。
ときには楽しそうに話しながら歩いているカップルや、むずかしい顔をして歩いている人。
外で食事をしながら、ゆっくり街を歩く人々や街の風景を眺めていると、不思議なことに、心に印象深く残ります。
今まで気がつかなかったことって、たくさんあるんだな。
人々や街の特徴の細かい部分まで、見る余裕が出てきます。余裕が出てくると、また仕事がんばろうって気になれます。
余裕がないとき。
心がつらいとき。
立ち止まる勇気を持とう。
私、何を生き急いでいるんだろうな?
今、やらなくてもいいことって、実はいっぱいあるんじゃないのかな?
食事を味わうと同時に、カフェから眺めるさまざまな光景を見て自分自身を見つめる機会を作り、これからも心の余裕を作っていきたいです。