2019年11月9日(土)、東京都立川市の陸上自衛隊立川駐屯地で「立川防災航空祭2019」が行われました。
普段入れない自衛隊駐屯地が公開されるだけでなく、ヘリコプターが主役となる立川防災航空祭は、ヘリコプター好きにはたまらない航空祭となっています。
透き通るような秋晴れのもと、朝から駐屯地に行って参りました。
陸上自衛隊「立川駐屯地」までの行き方
公共交通機関を利用する場合、JR立川駅北口の1番のりば発のバスから、航空祭に行く人専用の立川警察署直行バスが出ています。(現金:180円、IC:178円)
立川警察署前バス停で下車。立川駐屯地前に到着します。
9時ちょっと前に、立川駐屯地正門前に到着。入り口前で多くの人が写真撮影を行っていました。
入場時に金属探知機でのチェックや手荷物検査を受けてから中に入ります。
駐屯地内に駐車場は設けられていませんが、自転車やオートバイ用の駐輪場は、正門や北門前に設けられています。
駐屯地の中はとても広い!
メイン会場にたどり着くまで、入り口から約10分ほど歩いていきましょう。
「立川防災航空祭2019」の会場の様子はこんな感じ
大型輸送ヘリ「チヌーク(CH-47J)」に搭乗し、地上滑走体験ができる整理券を求めて長蛇の列ができていました。
9時10分に並んだにも関わらず、9時15分に整理券完売!
開始1〜2時間前と、かなり早い時間帯から並んでいる方が多いそうです。もっと早く来ればよかった、残念・・。
メイン会場にたどり着くまでの道は多くの人で溢れかえり、大きなカメラを持った方や家族連れの方が多くいらっしゃいました。
エリア内には、防災基地各機関の車や陸上自衛隊などの航空機が多数展示してありました。
日本の消防車にアメリカの消防車が、同じエリアに展示してありました。
ヘリコプターに乗ったり触ったり。子どもたちは用意されている迷彩服に着替えて、家族みんなで記念写真を撮るなどしていました。
防災装備品展示エリアでは、自衛隊や戦闘機グッズが多数販売されていました。
模擬店売店エリアでは、焼きそば・たこ焼き・ポテトフライ・ハンバーガー・かき氷・ビールなど、おいしそうなグルメが多数出店!
イチョウ並木がとてもキレイで、木陰や用意されたテーブルで飲食を楽しんでいる方も多くいらっしゃいました。
災害救助行動展示では、震度7まで体験できる起震車や救命訓練コーナー、実際に救助活動をしている救助犬の活動まで見られました。
立川駐屯地のメインイベント!編隊飛行が始まる
9時49分、メインイベントである「編隊飛行」が始まりました。
参加する航空機は全部で21機。「自衛隊:UH-1(11機)、AH-1(3機)」「消防庁航空隊:3機」「警視庁航空隊:3機」「海上保安庁:ヘリコプター(1機)」となっています。
ヘリコプターのエンジンが始動し、十分に温まるまでの15分間、機内のチェックを入念に行います。
ゴゴゴゴー!の音とともに、ヘリコプターが一斉に青空に向かった飛び立ちました。
離陸 #立川防災航空祭 pic.twitter.com/kLsConHToN
— 多摩っぷ (@tamap_tokyo) 2019年11月9日
駐屯地司令、清水市長がヘリコプターで会場に到着。式典であるオープニングセレモニーが行われました。
最大17機による編隊飛行。1機のヘリコプターを司令塔とし、3機1組で上空高く飛んでいきます。
最初は豆粒ぐらいだったのに、いつの間にか3つの白いパラシュートが降りてきて、無事に降下完了。目的の場所に寸分の狂いもなく着地する姿はさすがです。
東部方面音楽隊による演奏が行われ、広いエリアに素晴らしい音色が響き渡っていました。
救急車とヘリコプター連携プレーによる人命救助では、日頃から並々ならぬ訓練をしていることが伝わってきます。
ヘリコプターによる空中消火訓練は、山林などの火災時に大いに役立ちます。
最後は立川消防署による一斉放水!キレイな虹ができ、会場中が拍手喝采でした。
災害時に大切な命を守ってくれる自衛隊の方たちに感動
イベント最後は、自由自在にヘリコプターを操る操縦士さんの姿を見ることができ、災害時はこのような方たちに大切な命をしっかりと守られているのだと、感謝の気持ちでいっぱいに。
チヌークに搭乗できなかったのが心残りでしたが、普段入ることができない立川駐屯地で自衛隊の方たちをお話ができる貴重なイベントでした。
来年はさらに1時間早く出て、搭乗整理券をゲットしたいと思います。
「立川防災航空祭2019」の詳しい情報はこちら
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- 場所:陸上自衛隊立川駐屯地及び周辺空域
- 日時:2019年11月9日(土)午前9時~午後3時
- 入場料:無料
- 問い合わせ先:立川駐屯地広報室(TEL:042-524-9321)
- 立川防災航空祭の公式ページ