元旦といえば、最初にお目にかかりたいのは黄金色に輝く「初日の出」ですよね。
富士山や東京スカイツリーが絶景スポットとして有名ですが、みな同じことを考えていますので大混雑です。
東京都の西側にある多摩地域にも、初日の出スポットとして有名な高尾山や御岳山に登れば絶景を楽しむことができるのですが、行くのも帰るのも山道なので大変!
テレビで見るのも、なんだか味気ないし(泣)
しかし!ここで諦めてはいけません。
多摩地域にも身近な場所で、しかも比較的空いている場所から初日の出を拝むことができます。
多摩地域の初日の出穴場スポットとも言える場所に、今回実際に行って見てきました。
東京都多摩地域「初日の出」の穴場スポットはこちら!
多摩地域も初日の出が見られるスポット、それは東京都「多摩川」にかかる橋の上です。多摩川は山梨県・東京都・神奈川県を流れる多摩川水系の本流で東京湾に注ぐ一級河川として有名です。
多摩川にかかる橋は八王子と昭島市を結ぶ「多摩大橋」もありますが、東京都日野市に「立日橋(たっぴばし)」と「日野橋(ひのばし)」の2つがあります。
JR日野駅からですと、多摩モノレール沿線の下にある「立日橋」が近いのですが、今回は多摩モノレール「甲州街道」駅から近い「日野橋」の上から見ることに。
と言っても、2つの橋への距離はそれほど変わりません。太陽が登る位置により近い方という理由だけで選びました(笑)
日野橋の場所はこちら↓
時刻は6時30分。まだ日が登る前ですので真っ暗です。多摩モノレール「甲州街道」駅を多摩川方面に歩いていきます。
周りは住宅街ですので、大きな声を出して騒がないようにマナーを守って歩くようにしましょう。
約5分ほど歩いていくと、「日野橋」にたどり着きます。
すでに多くの方が橋の上でカメラを持って待機しておりました。
東京都の初日の出時刻は6時50分の予定。富士山頂や東京スカイツリー上からですと予定時刻通りに見られるかと思いますが、この場所では7時00分ぐらいかな?と勝手に予想・・。
時刻は6時40分。少しずつ明るくなってきました。ただただ寒い!!
寒いのですが、美しいラインを描く多摩川を見ているだけでも、なんだかとても癒やされます。
「立日橋」の方ですが、こちらにも多くの人が集まっているのがぼんやりと見えます。多摩モノレールが多摩川の上を走る姿もまた美しい。
橋の上に車を路駐している方もチラホラいるのですが、走行中の車に迷惑ですので、車で来るのはやめた方がいいでしょう。
初日の出の時刻6時50分になり、橋の上にどんどん人が集まってきました。
初日の出予想時刻7時00分になりました。晴れていればとっくに見られるはずですが、厚い雲に覆われており、なかなか見えてきません。
もうすぐ!もうすぐ!太陽さん、がんばってぇ〜!
そして、
待つこと40分。
初日の出がお目見えしました!
7時15分に、ようやくまぶしい光が見えてきました。多摩川に映し出される太陽の光が幻想的で、とても美しいです。
あぁ、美しい!
まるで多摩版『ALWAYS 三丁目の夕日』が撮影できそう?!(朝日です..)
初日の出って、どうしてこうも心がじんわりと癒やされるのでしょうか?
温かい太陽からスーッと伸びている光の手が、まるで冷え切った体の中まで入ってくるかのよう。
寒すぎて体中がカチコチに凍りついていましたが、初日の出を見た瞬間からそんな寒さもどこかにふっ飛んでいってしまいました。
多摩地域で初日の出を拝むなら「多摩川」の上にかかる橋に行ってみよう
多摩の美しい清流である「多摩川」の橋の上で、こんなにも美しい初日の出が見られるとは思いもしませんでした。
雲に覆われていたため、初日の出予想時刻よりだいぶ時間がかかってしまいましたが、開けた空間の中で初日の出が登ってくる姿をバッチリと見ることができます。
ただ、穴場スポットと言っても駅から橋までは住宅街ですし、橋の上に路駐をしたり歩道に自転車を止めていると、住民、車や歩行者の迷惑にもなります。
とてもキレイな初日の出が山に登らずとも身近で見られるのですから、マナーはきちんと守って見届けたいですね。
多摩地域で山に登らずに初日の出を見てみたい!という方は、ぜひ「多摩川」まで足を運んでみてはいかがでしょうか?
元旦から心がポカポカに温かくなり、一年の始まりから幸せな気持ちになれますよ。
初日の出パワーで、あなたも良いお年をお迎えください。