「なんてキレイな富士山なんだろう。」
多摩モノレールの窓際に立って乗っていたときに、オレンジ色に輝く世界の中に黒くたたずむ富士山が見えましたが、すでに日没時間を過ぎていました。
ネットで調べてみたところ、「ダイヤモンド富士」という、日の出または日没時に、富士山の山頂に太陽が重なって光り輝いて見える現象があるのだとか。
この神秘なる自然の光景が、冬至前後の約2ヶ月間、なんと多摩モノレール上で見られるというではないですか。
ほんの一瞬だけしか見ることができない、神秘的な光景をこの目で見てみたい!
ちょうど見られるという時間に、多摩モノレールに乗って見てみることにしたのです。
ダイヤモンド富士はいつ見られるのか?
一瞬だけしか見られないダイヤモンド富士ですから、多摩モノレールに何時何分に乗るかがとても重要です。いつ見られるのかがとても気になりますよね。
多摩モノレールの各駅に、「ダイヤモンド富士」というオレンジ色のパンフレットが置いてあるかと思います。
その裏面を見てみると、各モノレールの駅と駅で何時何分に見られるかが書かれています。今回は立川北駅から上北台の方向に向かってみることに。
ダイヤモンド富士を見られる時間が16時10分〜16時20分。時刻表を調べたら、16時00分、16時10分、16時20分と10分刻みでしたので、16時10分発の上北台行きがちょうど良さそうです。
それでは早速ですが、「多摩モノレール上から見る!ダイヤモンド富士を見るツアー」(参加者:1名)に出発することにしましょう!
多摩モノレール上から、果たしてダイヤモンド富士は見られたのか?
12月20日(木)、時刻は16時00分。多摩モノレール「立川北」駅に到着しました。
ちょうど次の上北台行きが16時10分であることを確認。
エスカレーターを登る手前に、ダイヤモンド富士のポスターが2枚も貼られておりテンションMAX!
寒い駅のホームで多摩モノレールを待っていたところ、16時10分ジャストに到着。乗る前から不安と期待でドキドキです。
ドアが閉まり、高松駅まで電車が走っていきます。
そして!
おぉ、太陽が重なっている!
ちょうど、新しく建設している商業施設「GREEN SPRINGS」あたりで、太陽が富士山にかぶさっている姿が見られるではないですか!
まさにパンフレットで見た光景が、目の前に広がっていました。周りの乗客の方に迷惑をかけないように(汗)、スマホでそっとパシャリ。
まさに神秘なる自然の光景!
やや曇っているためかすみがかっていますが、IKEAの手前ぐらいが、ちょうどくっきりとよく見えました。
このあと、泉体育館駅をすぎてレールが曲がったあたりでは、富士山を目の前に見ることができます。
玉川上水駅あたりに到着したときには、太陽は雲の中に吸い込まれるかのように沈んでいってしまいました。
1日のうちでほんの10分弱という、一瞬の光景でしたが、オレンジ色に輝く美しい太陽と照らされている富士山を見て、1日の疲れが吹っ飛んでしまうぐらい美しかったです。
さて、今これを読んでいるあなた、
いつも電車内で、下を向いてスマホばかり見ていませんか?
この時期、こんなに光り輝くキレイな神秘的な風景を見ることができますので、スマホをそっとカバンに閉まって、多摩モノレールから見える光景をぜひ目に焼きつけてみてくださいね。