多くの大学が集まっている多摩エリアでは、秋になると学園祭シーズンに。各大学で様々な催しが行われます。
その中でも中央大学 多摩キャンパスで開催される「白門祭(はくもんさい)」。前夜祭を含め計5日間、総来場者数5万人を動員する関東最大級の学園祭です。
10月31日に「前夜祭」、11月1日〜4日間「白門祭」が開催。数多くの飲食模擬店や学生による音楽やダンス、著名な方たちを招いた講演会やお笑いトークショーなどが見どころ。
最終日の晴れた祝日、懐かしい母校に久しぶりに行ってみることにしました。
中央大学 多摩キャンパス「白門祭」の会場はこちら
中央大学は、多摩モノレール「中央大学・明星大学駅」に直結。アクセス抜群で、モノレールを降りてすぐ目の前に、真っ白いキャンパスが見えてきます。
すぐ隣には明星大学。同じく学祭が行われていました。
入口付近で、白門祭のパンフレットをいただきます。かなり分厚くてしっかりした作り!
コンサートなどの公演の告知が、入口に多数設置してあります。
多摩丘陵の緑に囲まれた多摩キャンパス、雲がほとんどない晴天のもと、真っ白いキャンパスがひときわ際立っています。
こちらが「白門祭」が行われている会場です。構内は学生のほか、家族連れなど多くの方で賑わっていました。
会場の中はたくさんの模擬店やライブパフォーマンス
メインストリートとも言える「ペデストリアンデッキ」下には、数多くの飲食模擬店が出店。多くの人で賑わい、学生の方たちの呼び込みもエネルギッシュ!
焼きそばやフランクフルト、チュロスやタピオカミルクティーなど、どれも歩きながら食べやすいものばかり。
ここでしか食べられない限定グルメでいっぱい溢れています。
白門祭には中央ステージ、第二ステージの2ヶ所のステージが設けられており、それぞれのステージで学生バンドやダンス、チアリーディング、武術のパフォーマンスなどが行われていました。
ステージ前は常に多くの人であふれ拍手喝采!手拍子をしながら、多くの人で盛り上がっていました。
たくさんの模擬店から厳選した3種類のグルメ
飲食部門・カルチャー部門・パフォーマンス部門に分け、各部門のNo.1を決める「企画コンテスト」。投票用紙や各ブースのQRコードから読み込み、番号を記入して投票します。
多くの模擬店が企画コンテスト「飲食部門」で1位を獲得するために、熱い戦いが繰り広げられていました。
今回は3種類のグルメをいただくことに。大行列ができている人気店やエネルギッシュなお店を基準に選んでみました。
もやしてんこ盛り!「やきそば二郎」
昨年度企画コンテストで堂々1位に輝いた「やきそば二郎」。名前はお分かりの通り、ラーメン二郎さんにインスパイアされて命名されています。
ブースの周りには「ヨイショ!ヨイショ!」のかけ声が響き渡り、多くの人だかりができておりました。
二郎系やきそばは1皿500円。大きな鉄板でもやしとそばが大量に焼かれています。
鉄板で焼きそばを焼き、お皿によそった状態がこちら。中に焼きそばとふんわりした卵焼きが入っています。
焼きそば二郎。ストップするまで野菜盛り盛りが止まりません #中央大学 #白門祭 pic.twitter.com/LbWk5el77x
— 多摩っぷ (@tamap_tokyo) 2019年11月4日
「ヨイショ!ヨイショ!ヨイショ!」
焼きそばの上に、これでもか〜!ともやしを乗せていきます。「ストップ」と言うまで、もやしの投入は止まりません。
3回のかけ声でも、こんなにてんこ盛り。紅しょうが、キムチ、マヨネーズをかけて完成!これぐらいの量ですと、まだ普通の焼きそばですが、
これが5回のかけ声まで盛ると、まさに二郎系インスパイヤ〜な焼きそばに。上にお皿でフタをして運んでいました。
麺が見えてきたときは感動。ふわっふわの卵焼きと甘辛いソースがおいしい!
体育会系のパワフルなパフォーマンスで、たくさんのエネルギーをいただきました。
トロットロの角煮が大人気!「たな角煮え」
「たな角煮え」は、その名の通りトロットロの角煮が大人気。こちらは、田中邦衛さんにインスパイアされています(笑)
多くの人が大行列を作っており、1番人気は角煮、玉子、大根が全部のった「全部入り」。二郎系焼きそばを食べたばかりなので、今回は角煮たまご(400円)にしました。
大きくて柔らかい角煮にしっかりと煮込んだ煮玉子。甘辛い香りが食欲をそそります。
あぁ〜、やわらか〜い!
箸で持ったらプルンプルン。口の中に入れたらあっという間に溶けていってしまいました。
毎日完売してしまうほど人気があるのも頷ける、納得のおいしさでした。
ピリ辛のトルティーヤで連日人気投票1位!「モブティーヤ」
企画コンテストの飲食部門で、連日第1位を獲得している「モブティーヤ」。韓国系のトルティーヤは1本250円です。
学生さんたちのエネルギーが半端ない!思わず引き寄せられてしまいました。
味は「フワッと香る!モブモブしょうゆ味」と「韓国風!ピリッとモブ辛味」の2種類。学生さんに聞くと、韓国風がおすすめということで1本オーダー。
ピリッと辛い野菜とお肉が刺激的!生地と具とのバランスが絶妙で、歩きながら食べたい学祭にはぴったりのグルメでした。
「白門祭」で素晴らしいと感じたこと
学祭というと、学生さんたちがただ大盛りあがりしていて、会場はゴチャゴチャしていて汚いんじゃないの?という、イメージや偏見もありがちです。
しかし!
白門祭は全面禁酒、会場は禁煙で喫煙所も1箇所設けられているのみ。酔って大騒ぎしている人もいなく、タバコが苦手な人でも来やすい工夫が施されています。
会場を歩いていて、もっとも素晴らしいと感じたことは、ゴミ置き場が多数設置してあることです。
食べ歩きのグルメが多いため、ゴミになったコップやお皿、割り箸など、人が見てないと分別せずに捨ててしまう人が出てきたりします。
しかし、ゴミ置き場では1〜2人が必ず配置されており、きちんとゴミの分別を管理しているのです。
素晴らしい!!
グルメ会場には当たり前かもしれませんが、監視の目線がどこのグルメ会場よりも厳しいと感じるぐらい・・。
「学祭をみんなが気持ちよく楽しめる場にしたい」という、そんな熱い実行委員会の方たちの意気込みを目の当たりにし、思わず感動してしまいました。
学生さんたちの熱い思いが感じられた歴史ある学園祭だった
覚えてないぐらい久しぶりに中央大学多摩キャンパスに行きましたが、たくさんのアイデア溢れる模擬店の数々と楽しいパフォーマンスで終始楽しむことができました。
これも実行委員会の方たちによる、血のにじむような努力があるからに違いありません。
多くの学生さんたちが伝統をしっかりと引き継ぎ、さらに発展させており、卒業生の一人として、思わず涙が出てきそうでした。いやー、感動した!
ものすごい熱い、そして日差しも暑い、そんなエネルギー溢れる白門祭でした。
自然溢れる多摩エリアで、来年も素晴らしい学祭がきっと開催されることでしょう。
友達や家族と一緒に大いに楽しめる学祭ですので、来年はぜひ遊びに行かれてみてくださいね。
中央大学 多摩キャンパス「白門祭」の詳しい情報はこちら
- 開催期: 2019/11/01(金)~2019/11/04(月・休)
- 最寄り駅:中央大学・明星大学駅
- 会場:中央大学 多摩キャンパス
- 時間:開始9:00、終了19:00
- 第53回 白門祭公式サイト