今年は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、初夏の風物詩である「ホタル祭り」が全国的に中止に。暗闇にまたたくホタルが見られないのは非常に残念ですが、致し方ないことですね。
しかし、東京都の多摩地域では、お祭りがなくても自然のなかで実際にホタルを見られる場所があります。
立川市と東大和市にある、西武鉄道・多摩モノレールの駅「玉川上水駅」。この駅のすぐ近くの場所で、ホタル観賞ができるのをご存知でしょうか?
おととしに見に行ったときは、漆黒の暗闇の中で光り輝くホタルが見られました。
東京でホタルを見るなら玉川上水駅前へ。漆黒の暗闇の中にふわっと瞬く光を見てきた
今年もホタルが瞬いているのではないかと思い、早速見に行ってみることにしました。
玉川上水駅周辺でホタルが見られる場所
例年ですと駅構内のポスターに「ホタル観賞のお知らせ」のポスターが貼ってあるのですが、今年はコロナの影響か、ポスターは掲示されていませんでした。
西武拝島線・多摩モノレール 玉川上水駅に降りたら、南口に向かって歩いていきます。
駅を降りたら、すぐ目の前にある橋に向かいましょう。
右側(国立音楽大学側)の上水沿いを歩いて行きます。
目の前は真っ暗です。足元に気をつけながら歩いていきましょう。
駅近くですぐホタルが見られる!
周りは住宅地ですので明かりが見えるのですが、足元はまったく見えません。
梅雨どきで水沿いだからか、湿気がスゴいです。視界がボワッとしていますし、暗すぎて怖い・・、何か出そう・・と思っていたら、
出たぁぁ〜〜!!
いや、同じくホタルを見に来ていた方でした。「こんばんは!」とすれ違うときに挨拶をしました。
途中で木の根に足を引っ掛けることが何度もありましたので、足元をライトで照らしながら進むようにしましょう。
そして、駅から歩いて5分ぐらい経ったときに、
あ、いました!
キラキラとした光が瞬いている!
フェンス越しにですが、ほわんほわんと瞬いているホタルが飛んでいるのがわかります。
映像だとわかりづらいですが、今年もホタルいました! #玉川上水 #立川 pic.twitter.com/4VaZ0p167K
— 多摩っぷ (@tamap_tokyo) June 27, 2020
動画がこちら。
ちょっとわかりづらいですが、木と木の茂みあたりに、3〜4匹ほわほわ〜っと飛んでいるのが見えます。
たまにフェンスを通り越して、歩道に飛んできてくれるホタルもいます!
家族連れで見にいらしていた方たちが「いた!」「飛んでるよ!」「キレイ!」と、とてもうれしそうに瞬く光に目を奪われていました。
ホタルがもっとも多く飛んでいる場所
ホタルがもっとも多く飛んでいた場所が、西武鉄道 上水変電所あたりです。国立音楽大学の手前あたりですかね?
この道の先の「千手橋」付近まで、多くのホタルが飛んでいるみたいなのですが、あまりにも道が暗いため、お子さま連れの方はなかなか行きづらいかも..。
駅から遠くまで行かなくても、すぐ近くで飛んでいるのが見られますよ!
玉川上水駅のホタル観賞時に持っていきたい必須アイテム
駅を降りてたった5分の場所で、幻想的に光り輝くホタルが見られる玉川上水駅。ホタル鑑賞は6月中旬から6月末ぐらいまで楽しむことができます。
気軽に見に行けるスポットだけに、何も準備せずに見に行きたくなりますが、以下の4点は必ず持参して行きましょう。
- 懐中電灯
- 長袖
- 虫よけスプレー
- 虫刺されの薬
ホタル鑑賞ができる道は真っ暗で、木の根っこが張っているような土の道であるため、懐中電灯を必ず持参するようにしましょう。持っていない場合は、スマホの懐中電灯でもOKです。
蚊が飛んでいるため、長袖持参、虫よけスプレーと虫刺されの薬は必須アイテムです。多摩っぷ編集局は何個か刺されて、大変かゆい思いをしました。
ホタルも虫です。ホタルが逃げてしまわないように、虫よけスプレーは事前に吹きかけてから行くようにしましょう。
住宅がすぐ近くにあるため、大声を出さないようにマナーを守ることはもちろんのこと、道が狭いため、すれ違う方たちと道を譲り合いながら楽しく鑑賞してくださいね。
「え、本当にこんなところにホタルがいるの?」と疑っているあなた、玉川上水にぜひ見に行かれてみてくださいね!
幻想的な光景に、目も心も一瞬にして奪われてしまいますよ?