中央線と言えば「オレンジの電車」として馴染み深いですよね。
多くの人に愛されてきたオールオレンジカラーの「201系」ですが、2010年10月に惜しまれならも中央線から引退。シルバーの車体にオレンジのラインが入っている「E233系」へと引き継がれました。
そんな懐かしさいっぱいの201系ですが、2019年4月8日より中央線開業130周年記念イベントとして、オレンジ一カラーのラッピングを施して運行するというではないですか!
しかも、4月13日(土)に、JR立川駅にてラッピングトレインの展示があることで、懐かしい車両見たさに、早速行ってみることにしたのです。
立川駅のラッピングトレイン展示イベントは、約15分待ちの大行列
こちらが立川駅の中央線開業130周年記念イベントの概要です。こども駅長制服撮影会や限定グッズは駅構内で行っていたのですが、ラッピングトレインは青梅線ホーム内に入る必要があるとのこと。
入場券を購入し、いざ2番線ホームへ。
2番ホームに降り立つと、見えてきたのが10両編成のラッピングトレイン。オールオレンジカラーで、懐かしさでいっぱいに!
入口は9号車ということで行ってみたところ、
大行列!
約100人以上が待つなど、まるでディズニーランドのアトラクションに乗るかのように、ホーム内は大混雑でした。
約15分ほど並んで、ようやく記念ロゴマークがついている先頭車両を撮影。か、かっこいい!
中央線開業130周年記念のロゴマークが、車体にも多く施されています。
JRの白いロゴマークも、オレンジカラーの中でくっきりと映えています!
編成番号は「E232-24」。国鉄時代からの書体がしっかりと再現されています。
思わず車体をスリスリと触ってしまうなど、見ているだけで大興奮!
約20分待ち、ようやく中に入りますよ。
201系ラッピングトレインの車内はこんな感じ
ラッピングトレインの中は、中央線の歴史をたどるパネルや写真でいっぱい。入ってすぐの場所には、中央線の前身である「甲武鉄道」の営業開始と発車時刻、観光名所などを告知する広告や乗車券が展示されていました。
明治30年代の立川駅構内。現在の商業施設が多く並ぶ立川駅の発展ぶりからは、想像できない風景が広がっていました。
旧型国電で使用されていた前面サボ。1947年には、婦人子供専用車が中央線に初めて導入されました。
1957(昭和32)年登場のモハ90形電車の車内。当たり前ですが、スマホを見ている人は誰もいません。
中央線で走っていた電車や機関車の数々。
201系電車の試作車。現在の電車のカタチにグッと近づいてきました。
201系はさらに改良を続けていきましたが、2010年10月に惜しまれつつ引退へ。
「さよならJNR(国鉄)」ヘッドマークを掲げる国鉄(日本国有鉄道)時代最末期の201系電車。
1987年4月1日、「国鉄」が分割民営化され「JR」が発足し、「こんにちはJR」ヘッドマークを掲げた201系が運行開始。
そして、現在のE233系へと生まれ変わりました。
国営昭和記念公園の開園記念や立川駅改築と駅ビル開業の記念入場券は、立川駅がますます発展してきたことが伺えます。
181系あずさ!
189系あずさ!
E257系あずさ!
E351系あずさ!
グレードアップあずさ!
雪景色のあずさ!
あずさのパネルでいっぱい!
あずさファンにはうれしすぎるパネルが、数多く展示されていました。
多くの方が列を守りながら歩いていたのですが、カメラ撮影でなかなか進まず・・。
外で大行列していたことを受けての車内アナウンスか、
「車内は大変混雑しております。車内は追い越し可能でございますので、どんどんお進みください」と流れてきたときには大爆笑してしまいました(笑)
「中央線が好きだ。」シリーズのポスターも多数展示
中央線沿線価値向上プロモーション「中央線が好きだ。」シリーズである観光ポスターも、車内に多数展示されておりました。
立川のポスターは、ウドや地下通・壁画制作プロジェクトなどが展示。
「東京観光情報センター多摩」による観光案内があり、青梅や八王子、あきる野市などの観光パンフレットも多数置いてありました。
各地の観光スポットカードもあり、好きなカードを自由に持ち帰れるサービスも!
いろいろ迷った挙げ句、立川の名所である「オニ公園」や「ファーレ立川」のカードを持ち帰ることに。
最後は「東京観光情報センター多摩」行きの切符と、ポストイットをプレゼントにいただきました。これはうれしい!
中央線開業130周年記念イベントは、懐かしさいっぱいだった
最後は「201系」ラッピングトレインと「E233系」のコラボが撮影できて大満足!訪れた多くの人たちが、思い思いにシャッターを切って楽しんでいました。
数々の歴史あふれるパネル展示を見て、中央線の車両は改良されて進化し続けているのだなと。
小さい子どもたちも楽しんでいましたが、201系を多く利用したであろう30〜40代のほうが盛り上がっていたような(汗)
通勤地獄でつらかった思い出。
レジャーで楽しかった思い出。
色んな思い出がさまざまに蘇ってきたイベントでした。
また、時代が巡りに巡ってオレンジカラーに戻らないかな?(笑)
中央線の深い歴史を改めて見ていたら、思い出いっぱいのオレンジカラー以上に心の中は熱く燃え上がってしまったのでした。
「中央線開業130周年記念キャンペーン」は、4月6日から8月31日まで約5カ月間にわたって開催。これからも、懐かしさいっぱいの姿が見られることを楽しみにしております。