思わぬ落とし穴が!特別定額給付金をスマホやPCでオンライン申請するときの注意点


政府が国民に1人一律10万円を支給する「特別定額給付金」の申請が、5月1日から順次スタートしました。

10万円一律給付「特別定額給付金」の対象や手続きの方法は?市町村からの郵送物をチェックしよう

申請方法には郵送とオンライン申請の2種類あり、郵送よりオンライン申請のほうが2〜3週間早く申請できる自治体が多いです。

多摩地域では武蔵野市が1日からと先陣を切り、大型連休明けの7日(木)から受付を始めた自治体が増えてきました。

オンライン申請の手順については、各自治体の「特別定額給付金について」に関するページや総務省の特設ページにて、動画も含めた詳細の説明が掲載されています。

多摩っぷ編集局の中の1人が住む自治体でも、オンライン申請の受付をスタート。早速スマートフォンから申請を試みてみたものの、思わぬ落とし穴にハマってしまったのです。

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オンライン申請に必要なもの

マイナンバーカード

オンライン申請には、マイナンバーカードが必須アイテムです。しかし、カードがあれば申請できるわけではなく、以下のいろんなものを用意しておく必要があります。

PC、スマートフォン共通で必要なもの

  • 世帯主のマイナンバーカード
  • マイナンバーカードの利用者用電子証明書の暗証番号(数字4桁)
  • マイナンバーカードの署名用電子証明書の暗証番号(英数字6から16桁)
  • 希望する振込先の銀行口座情報
  • 銀行口座の確認書類(通帳やキャッシュカード、ネットバンキング画面の写し)

PCの場合

  • 対応WebブラウザをインストールしたPC
  • PC用ICカードリーダーもしくは近距離無線通信「NFC」を搭載する対応スマートフォン
  • (カード読み取りにスマートフォンを使う場合は)専用アプリ「マイナポータルAP」(iOS/Android)

対応するWebブラウザは「Internet Explorer」「Microsoft Edge」「Google Chrome」「Safari」のみ。マイナポータル自体の対応Webブラウザには「Firefox」も含まれますが、特別定額給付金の申請には使えないので注意が必要です。

PC用ICカードリーダーも別途用意しておく必要があり、Amazonなどのネットショップでも手に入ります。

スマートフォンから申請する場合

スマートフォン

  • 近距離無線通信「NFC」を搭載する対応スマートフォン
  • 専用アプリ「マイナポータルAP」(iOS/Android)

OSごとに以下のリンクから、マイナポータルアプリ(マイナポータルAP)をダウンロードしておく必要があります。

スマートフォンを使う場合は、自分の持っている機種が対応しているかを一覧で確認しておきましょう。(対応機種はこちら

iOSはiPhone 7以降、Androidスマホは、おおむね2016年後半以降に発売された機種が対応しています。

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準備万全でスマートフォンで申請を試みた

マイナポータルAP

編集局では、マイナンバーカード・2種類の暗証番号・銀行のキャッシュカードなど万全の準備をし、対応しているスマートフォンからの申請を試みました。

「マイナポータルAP」へアクセスするために、マイナンバーカードの4桁のパスワードを入力します。

スマホの裏側にマイナンバーカードをかざしますが、なかなかピッと反応せず…。位置を微妙にずらしてみたり、カバーの中に入っている紙などを取り出したりするなど、手こずりながら進みます。

マイナポータルの利用者登録を行います。メールアドレスを入力して完了!

特別定額給付金の選択画面

住まいの地域を検索すると、対応している自治体の場合「特別定額給付金」が検索結果として出てきます。

特別定額給付金申請画面

「特別定額給付金の申請」画面が出てきますので、申請ボタンを押します。

特別定額給付金の対応チェック画面

スマホやブラウザの種類、マイナポータルAPがインストールされているかのチェック画面が出てきます。

メールアドレスや電話番号、氏名、生年月日、給付対象者や振込先口座情報を入力。世帯主以外の給付対象者は名前だけを入力すればOKです。

このとき、キャッシュカードなどの振込先口座の確認書類の写真を事前に撮っておくと、スムーズに作業が進みます。

署名用電子証明書のパスワード入力時に事態は起きる

パスワード入力画面

ここまで終わったら、申請は9割終わったようなもの!署名用電子証明書のパスワードを入力し、マイナンバーカードを読み取ります。

ここで注意点は、入力を5回以上間違えるとロックされてしまうこと。ロックされた場合は市区町村の窓口に行って初期化する必要がありますので、慎重に入力しましょう。

「やっと申請が終わった〜!」と思ったのも束の間、思わぬ事態にぶつかります。

暗証番号が失効

“署名用電子証明書が失効しています。市区町村の窓口で電子証明書の発行手続きを行ってください。”

えっ?

署名用電子証明書が失効するなんて〜!

このままでは申請ができないと思い、すぐに役所に問い合わせてみることにしたのです。

署名用電子証明書について役所に問い合わせてみた

役所の窓口に行って聞いてきたいけれど、外出自粛中ですし、マイナンバーカードの発行を求める人で大混雑しているということで、電話で問い合わせをしてみることにしました。

「利用者証明用電子証明書」は失効しませんが、「署名用電子証明書」は、住民票の記載事項が変更された場合、失効してしまうということでした。

具体的には、以下の条件に当てはまると失効します。

  • 住民票の基本4情報(氏名、生年月日、性別及び住所)の記載が修正された場合
  • 電子証明書の有効期間が満了した場合
  • 本人が死亡した場合

引越したときに、マイナンバーカードの住所変更もするかと思いますが、そのときに「署名用電子証明書」を再発行しないと失効してしまうのです。

再設定は実際に役所に手続きに行き、10分ほど時間がかかるということで、忙しい人は設定しないで帰る人も多いとか。

「設定したけれど、引越しとかで失効するなんて聞いてないよ〜!」と言いたかったのですが、こんなときにでも頑張って対応してくださっている役所の方々に、ココで文句を言ってはいけないとグッと我慢・・。

再発行にも予約が必要らしく、現在は激混みで来週以降の予約になるとか(泣)

あぁ、10万円が遠のいていく!

思わぬ落とし穴に、泣く泣く電話で来所日時を予約したのでした..。

オンライン申請前に十分な確認を忘れずに

オンライン申請だから30分ぐらいで終わるかな?と思っていたのですが、入力画面に手こずったり、添付書類を撮影したり、カードをかざしたりと、なんだかんだと1時間ぐらいかかりました。

ネットの操作に慣れない人には、ややむずかしすぎる操作では?と思えるほど、オンライン申請の方法に課題もあるかと思いました。

しかも、最後に署名用電子証明書の失効で申請できずに終わってしまうとは、もう泣きたくなってしまいましたよ・・。

来週までじっくり待ちたいと思いますが、もしかしたら、郵送のほうが早かったりして(笑)

そもそも、オンライン申請はペラペラの紙である「通知カード」では利用できません。ICチップ搭載のプラスチックカードが必要です。

しかし、どこの自治体も窓口は大混雑しています。

パスワードが不明な方が多いらしく、番号の照会にも窓口の予約が必要であり、なかなか予約が取りづらいのが現実です。

マイナンバーカードの発行には、通常時でも約1ヶ月以上かかるため、まだカードをお持ちでない方は、特別定額給付金の申請において、オンライン申請は諦めたほうがいいかもしれません。

私のように万全の準備をしたつもりでも、引越し時に再設定を忘れて「署名用電子証明書」が切れていたりすることもあり、

オンライン申請は、かなり前途多難であることがわかりました。

しかし、事前準備をしっかりとしておけば、時間はかかるかもしれませんが、自宅にいながら申請することができます。何と言っても事前準備がもっとも大切です。

マイナンバーカードがこれほど必要と感じたことはありませんが、マイナンバーカードを作りたいがために窓口が殺到しては本末転倒です。

郵送による方法もありますので、不要不急の外出をすることなく、じっくりと郵便物を待つことも検討してみてはいかがでしょうか?

ただし、自宅にいながら申請ができるようになった点は、とても素晴らしいと思いました。

今後のさらなる使い勝手の進歩を期待したいです。

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