立川市錦町エリア商店街ツアーに行ってきた。夜しか開いてないお店に特別潜入!

norwegian woodのチーズケーキ

立川市には現在26の商店街があり、各商店街でさまざまなイベントが行われています。

錦町エリアでは、商店街周辺のおすすめスポットを巡るツアー「夜まで待てない!今日は特別、お昼に行く大人のグルメ&カルチャー」が、2019年10月7日(月)に開催されることに。

夜まで待てないって、一体、どんなツアーなの?と、定員12名のツアーに興味津々で応募してみたところ、見事に当選。うれしぃ〜!

秋空の中、歩きながら取材してきましたので、どんなツアーだったのか早速ご紹介したいと思います。

商店街ツアーに参加しようと意気込んで行ったものの・・

多摩モノレールが走っているところ

商店街ツアーは、11時スタート。早めに行って心の準備をしておこうと、意気揚々と集合場所の駅改札口に向かったのです。

多摩モノレールの泉体育館駅の改札に降り立ったものの、それらしき人は誰もいません。「早すぎたのかな?」と思っていましたが、時刻は10時55分。何かがおかしい..。

恐る恐るパンフレットを見てみたところ、

柴崎体育館駅の街歩きイベントのパンフレット

泉体育館駅ではなく、柴崎体育館駅ではないですか!!

柴崎体育館駅

青ざめながら反対側のホームに向かい、10分遅れて、柴崎体育館に到着。すでに参加者一行は出発しており、1人の事務局の方が残ってくださってました。

根川緑道をみんなで歩いているところ

競歩のように歩き、根川緑道にてツアー御一行と合流。きちんと駅名を確認せずに、大変ご迷惑おかけしました。

錦町エリア・商店街ツアーの日程

根川緑道のかるがも達

商店街のツアールートは以下のとおり。

  • 根川緑道
  • 北島麹店
  • 三田花店
  • 立川ランドセル館
  • まんがぱーく
  • 季節料理むさし
  • 日本酒バー 花あかり
  • F.あら井
  • norwegian wood
  • オニ公園

商店街内での体験やバーやお土産は、2つの班に分かれて行動します。

それでは、行ってみましょう!

ランチの前に!観光スポット巡り&商店街で体験

観光スポット巡り

根川緑道をバックに平さんがピースしている姿

ランチの前に、立川の観光スポットを巡ります。

ツアーガイドは、俳優・絵本専門士である平 佐喜子(たいら さきこ)さん。笑顔がとても素敵な方!よろしくお願いします。

看板で説明する平さん

柴崎市民体育館の横で、旧甲州街道の歴史を読み解きます。昔は多摩川に橋がなかったため、旅人たちは船や人力で渡っていたことがわかります。

立川公園からの眺め

立川公園の「ガニガラ広場」。立川で唯一の田んぼがあり、 昔はこの広場付近に蟹(カニ)がたくさん生息しており、「がにがら」と呼ばれていたことから名付けられたそうです。

晴れていたら富士山が遠くにくっきりと見える、立川のインスタ映えスポット!

立川高校の建物

東京都立立川高校、通称「立高(たちこう)」へ。ちなみに、私の母校です。懐かしい!

立川高校を抜けて、立川駅方面に向かいます。

北島糀店

北島糀店の店構え

立川市内で唯一「米こうじ」を自家製造販売している「北島糀店」に到着。大正7年創業と、創業100年を超える老舗店です。

塩麹を作る外のテーブル

こちらのテーブルで、塩麹作り体験をします。

糀を入れた白いボウル

作り方はとても簡単!麹を手でほぐし、塩・水を2〜3分混ぜるだけです。手にある常在菌が麹を甘くまろやかに仕上げる効果があるのだとか。

完成した塩麹をジップロックに入れたやつ

ジップロックに入れて、あっという間に完成。あとは10日間、常温でじっくりと発酵させれば、あらゆる料理に使えるようになるそうです。

くるりんのバック

立川市公認キャラクター、くるりんのバッグに入れていただきました。

実際に作った塩麹レシピはこちら。
立川の老舗店「北島糀店」で作った塩麹を自宅で10日間熟成!豚の柔らか塩麹焼きを作ってみた

三田花店

三田花店本店の外

お次は、1952年創業の老舗の花屋「三田花店」へ。ルミネと伊勢丹にも店舗があるお店です。

三田花店の店内

こちらでフラワーアレンジメント体験をします。

三田花店でフラワーアレンジメントをするところ

まずはフラワーアレンジメントの仕方をレクチャー。私にもできるか、ドキドキ・・。

好きな花を取りながらフラワーアレンジメント体験

グリーンの葉っぱで土台を作り、好きな季節の花を短く切って緑のスポンジに挿していきます。

完成したフラワーアレンジメント

あっという間に完成。ちょっと欲張りすぎたかも(笑)

花をいじっていると、心の中までパッと明るくなりますね。お土産用の手提げ袋をいただき、持ち帰ります。

神田屋鞄製作所 立川ランドセル館

立川ランドセル館の外側

フラワーアレンジメントの後は、オーダーメイドのランドセルができる「神田屋鞄製作所 立川ランドセル館」へ。

30年前のランドセルと今のランドセルを比較しているところ

30年前のランドセルと比較すると、大きさも軽さも進化していることがわかります。

立川ランドセル館にあるランドセルたち

好きな色や柄を合わせて、世界に1つだけのオーダーメイドランドセルが作れます。完成までに約4ヶ月ほどかかるそうですので、オーダーはお早めに!

立川まんがぱーく

立川まんがぱーくの外観

立川まんがぱーくの外観

立川市子ども未来センター併設の「立川まんがぱーく」へ。約4万冊の漫画を1日400円で読み放題できますよ。

今回は素通りしただけでした・・。

観光スポット巡り&体験の後は、お楽しみのグルメ巡り

季節料理むさし

季節料理むさしの外観

たくさん歩き回ってお腹ペコペコです。

立川まんがぱーく真向かいにある「季節料理むさし」にて、お刺身ランチをいただくことに。

季節料理むさしのお店の外

お店の窓には、本日のおすすめ料理や日本酒の銘柄が多数貼られています。

季節料理むさしの中のテーブル

店内には、ボトルキープされた日本酒がずらり。席は全部で16席、24名様がけのテーブル席のみ。席の間隔にゆとりがあって落ち着きます。

季節料理むさしのさしみ定食

三重県伊勢志摩・答志島より直送の鮮魚が入ったランチは、なんと1,100円!

さしみ定食のお刺身のアップ

旨味と食感、歯ごたえともにバランス抜群!立川でこんなにおいしい鮮魚がいただけるとは・・。ご飯もおかわり自由という粋なサービス。

日本酒も豊富に揃えられており、ディナーの利用も良さそう。法事などの食事会で貸し切りも可能だそうです(要予約)。

日本酒バー 花あかり

日本酒バー花あかりの前

お腹がいっぱい満たされたあとは、WINS通り沿いにある「日本酒バー 花あかり」へ。

まぜそばが人気のラーメン店「まぜそばかぐら」のすぐ隣のビル2Fにあるのですが、連れて行ってもらわないと気がつかないほど・・。

急な階段ですので、要注意!

並んでいる日本酒たち

結構急な階段を登っていくと、とてもおしゃれなバーが!19時から営業のところ、今回は特別に開けていただきました。

あぁ、そっか、「夜まで待てない!」というツアータイトルは、こういうことだったのですね。

日本酒バー 花あかりの店内

席はカウンター席とテーブル席。シックで落ち着いた和風テイストです。

日本酒バー花あかりの店内で荒井さんが日本酒を注いでいるところ

店主の荒井さんセレクトの日本酒。甘くていい香りがふんわりと漂ってきます。

日本酒バー花あかりの日本酒

柚子ようかんとのし梅とともに、日本酒をいただきます。和菓子と合うの?と思っていたのですが、これが合う合う!

日本酒の飲み比べもあり、立川で日本酒が飲めるバーはここだけ。日本酒専門バーだけに「ビールは置いてないんですか?」と聞いてみたところ、「ありますよ!」

あ、あるそうです(笑)

いや、クールかと思いきや、とても気さくな荒井さん、また夜にじっくりとお伺いしたいと思います。

F.あら井

F.あら井の外観

日本酒でほろ酔いした後は、花あかりさんと同じ通り沿いにある、すし料理店「F.あら井」へ。数寄屋門をくぐった路地の先の一軒家を改装したお店で、完全予約制のお店です。

F.あら井の看板

立川の「あら井鮨総本店」で36年間、腕を振るった新井二三男さんが独立して経営されているお店です。

店名の「F.あらい」も、説明不要ですよね・・。

F.あら井のカウンター

カウンター席が高級な独特の雰囲気を醸し出しています。回っているお寿司ばかりの私は、座っているだけでドキドキですよ!

F.あら井の個室

店内にはカウンター席と個室(8名・4名)あり、旬の食材を使った料理を堪能できます。

カウンター席では、作りたてのお寿司をすぐに食べられるのでおすすめ!

F.あら井でいただいたお土産「笹らぎ」

鮮魚と立川名産の東京うどを使用した「笹らぎ」をお土産にいただきました。翌日まで日持ちするそうです。

新井さんの笑顔が素敵で話も面白く、カウンター席に座ったら、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

今度予約して、じっくりと訪問したいと思います。

Norwegian Wood

Norwegian Woodの外観

最後のお店は、夜しか開いてないバー「Norwegian Wood(ノーウェジアン ウッド)」。店名の由来はノルウェーの森かと思いきや、ビートルズの曲からだそう。

こちらのお店も、ツアーのために特別に開けていただきました。

Norwegian Woodの店内

店内はシックな作りで、オープンキッチンの前にカウンター席があります。

山小屋のような落ち着いた空間が広がり、世界各国のビールが常時50種類以上取り揃えてあるとか。

サイフォンコーヒーを淹れる大崎さん

こちらは、マスターの大崎さん。サイフォンコーヒーを入れている姿がキマっています!

本の説明をする大崎さん

お客さんが提供してくれた本が多数置いてあり、貸し借り自由なのだとか。まさに図書館のよう。

それもそのはず、「Norwegian Wood」は読書とお酒が楽しめるのがコンセプトのバーなのです!

サイフォンコーヒーを入れたコーヒーカップ

手作りのレアチーズケーキ

じっくり抽出したサイフォンコーヒーと、プリンのようにトロトロで濃厚な手作りレアチーズケーキをいただきました。

今回はツアー用ですが、通常はこの倍の大きさが提供されるようです。

立川野菜をふんだんに使った料理もあり、話によるとミートソースも絶品だとか。

外で見送りをする大崎さん

マスターの大崎さんが、独特の雰囲気で、じっくりお話をお伺いしたかったぐらい。あぁ、いつまでもここにいたかった。

大崎さん、また再訪問しますね〜!

立川駅商店街には独特の隠れた名店がいっぱい溢れていた

オニ公園で記念撮影する倉迫さんと平さん

最後は、アニメやドラマのロケでよく使われている名物公園「オニ公園」がゴール。凪のお暇のキャストになりきり(?!)、みんなで記念撮影を行いました。

たちかわ創造舎の倉迫さん、平さん、わかりやすいツアーガイドありがとうございました。心の底から楽しむことができました。

立川駅周辺は毎日のように歩いているし、商店街も何度も歩いているつもりでしたが、こんなに多くの隠れた名店があるとは思ってもみませんでした。

デカデカと看板を出しているわけでもないため、やや入りづらい雰囲気があるものの、中に入ったら別世界のように温かい空間が広がっていました。

独特の雰囲気を持つマスターに、色々と話をお伺いして思ったこと、それは、

立川を愛するハートは誰にも負けてないということです。いや、熱かった!!

立川市の商店街では、この他にもウォーキングイベントやスタンプラリーを随時開催しています。立川には素敵な名店が多く隠れていますので、発掘しがいがありますね。

最後に、こんなに素敵なお店を巡る商店街ツアーを企画・開催していただきました、立川市商店街連合会、たちかわ創造舎の皆さま、本当にありがとうございました。

今回紹介したお店に、あなたもぜひ行かれてみてくださいね。意外な発見ができるかもしれませんよ?

この記事を書いた人

多摩っぷ編集局

多摩っぷ編集局

多摩地域の中でも特に立川エリアが大好き。地域のグルメやスイーツ、おでかけスポットやイベント情報、地域コラムなどを主に書いています。