春の野菜「のらぼう菜」の正しい選び方・茹で方。甘くてみずみずしいおひたしレシピ

あきる野市ののらぼう

春になると、あきる野の実家から毎年のようにうれしい便りが届きます。

それは、あきる野市の春の名産品「のらぼう菜」。冬の寒さにじーっと耐えた後、春にはビタミンA・C・鉄分など、栄養たっぷりで甘くておいしいのらぼう菜が店頭や即売所に並びます。

菜の花によく似ていますが、茎の部分にほのかな甘みがあり、くせがなく茎まで柔らかいので、おひたしやごま和えなど、シンプルな味付けのものに最適です。

春の絶品野菜「のらぼう菜」で、今回はおひたしを作ってみましたので、そのレシピをご紹介したいと思います。

のらぼう菜の正しい選び方

あきる野市ののらぼう菜

のらぼう菜は葉先までみずみずしいものを選ぶことが大切。収穫後はしおれやすいので、茎葉がシャキッとしたふっくらしたものを選びましょう。

茎が太すぎないもの、すじばったものは避けたほうが無難です。

あきる野市ののらぼう菜

あきる野市ののらぼう菜は無農薬栽培。生産者の名前が明記されているため、安心して購入することができます。

のらぼう菜の正しい茹で方のポイント

のらぼう菜

ほうれん草など、葉物を茹でるのってむずかしいですよね。でも、以下の3点を守ればとても簡単に茹でることができます。

  1. 事前にサッと水洗い
  2. 強火で茎の方からゆでる
  3. 茎は約2〜3分、葉っぱはわずか10秒だけ

「柔らかくなるまでじっくり茹でよう」と思うと、大切なビタミンが逃げ出してしまい、クタクタで舌触りの悪い食感になってしまいます。

ただし、のらぼう菜は茎が太いため、ほうれん草よりは長い時間茹でることがポイント。新鮮なまま茎から強火でササッと茹でることが、おいしくなるコツです。

のらぼう菜を実際に茹でてみよう

のらぼう菜を洗うところ

収穫したてののらぼう菜をすぐに処理することが大切です。事前にサッと水洗いして、汚れを落としておきましょう。

お湯に塩を入れるところ

たっぷりのお湯(1〜2L)に、1Lにつき小さじ1程度の塩を入れます。

のらぼう菜を茹でるところ

熱湯のまま、茎の部分から入れていきます。茎の部分はアスパラガスのように太いため、約2〜3分ほど茹でます。

のらぼう菜を大量に茹でるところ

茎とは反対に、葉っぱは約10秒だけササッと茹でます。「まだ生では?」と思うぐらいで大丈夫。予熱で火が通ります。

のらぼう菜を洗うところ

茹で上がったらザルに入れ、サッと水に入れてすぐに取り出し、手で優しく水気を絞ればOKです。

のらぼう菜は2〜3日で食べきることが大切。新聞紙にくるんで冷蔵庫に保管するか、冷凍保存する場合は、1分ほど固めに茹でてから保存するようにしてくださいね。

おひたしを作ってみた

のらぼう菜を切るところ

茹で上がったのらぼう菜を食べやすい大きさに切り、さらに軽く絞ります。

あきる野市ののらぼう

器に盛って完成!青々としたみずみずしいおひたしが完成しました。

おひたしを食べるところ

かつおぶしとしょう油をかけていただきます。

あの言葉、言ってしまおうかしら..

 

あま〜〜い!

 

苦味が感じられず、みずみずしくて、噛めば噛むほど自然の甘みが感じられるのらぼう菜。どうしてそなたはこんなにおいしいの?

冬の間、じっくりと甘みを凝縮して春に収穫された味は、格別なおいしさ!一気に春を感じることができますよ。

あきる野市では、JR五日市線・東秋留駅から約8分の地にある「秋川ファーマーズセンター」や各地の直売所やスーパー、農協などで販売されています。

後は、私の実家でも栽培しています(笑)

青々として甘いのらぼう菜は、今だけのチャンス!

もし店頭で見つけたら、甘くておいしい春を味わえるのらぼう菜を、ぜひ手に取って調理してみてくださいね。

この記事を書いた人

多摩っぷ編集局

多摩っぷ編集局

多摩地域の中でも特に立川エリアが大好き。地域のグルメやスイーツ、おでかけスポットやイベント情報、地域コラムなどを主に書いています。