住宅情報誌「SUUMO(スーモ)」が毎年特集している「住みたい街ランキング」。街選びの参考の一つにしている方も多いのではないでしょうか?
私自身、立川駅は毎日のように利用している一人。いい部分は多くのメディアに取り上げられているものの、悪い部分はあまり取り上げられなかったり・・。
立川駅周辺のリアルな実態を知りたい方も多いのではないでしょうか?
そんなあなたのために、リアルでガチな立川駅周辺の実態を、一挙にご紹介したいと思います。
立川駅は多摩地域の中で1日の乗車人数No.1
立川駅の乗り入れは、JR東日本の中央線・青梅線・南武線の3路線。1日の乗車人数は約16万人と、多摩地域でNo.1の乗車人員数を誇る巨大ターミナル駅です。
JR以外では、立川駅の西側に多摩モノレールが縦断しており、立川北駅及び立川南駅と接続しています。
中央特快の停車駅であり、新宿駅まで約25分と利便性も抜群。複数の路線からアクセスしやすいことで、多くの通勤客や買い物客でにぎわっています。
ただし、朝の通勤特快は「痛勤特快」と化しています。すし詰め状態の満員電車はもちろんのこと、人身事故も多いのが実情。立川駅から乗るときは、おおらかな気持ちで、突発的に起きる状況を受け入れる度量が必要です。
朝からイライラすることもありますが、通勤・通学を考える上では、多摩地域の中では飛び抜けて利便性がいいと言えるでしょう。
立川駅構内は多くの商業施設がいっぱい
立川駅構内は「ルミネ立川」「グランデュオ立川」「エキュート立川」など、多くの大型商業施設に囲まれています。
ランチやカフェでゆっくりしようと思ったとき、駅舎を出ることなくくつろぐことができます。
北口を出ると駅前広場を覆うようにペデストリアンデッキがあり、「立川高島屋S.C.」、「伊勢丹立川」に直結。交通から買い物までスムーズに移動できます。
レジャー施設・映画館・カフェなども充実!
立川は昔から映画の街と言われているぐらい、映画館にものすごい力を入れています。
立川シネマシティ「Cinema2(シネマ・ツー)」の極上爆音上映は、繊細な音響による爆音体験ができます。
シネマシティ1階にカフェがあり、窯で焼かれるピザは本格的でめちゃくちゃおいしいんですよ。
立川シネマシティ1Fの「シネマカフェ」で食べられるピザは、デカくてパリパリ本格窯焼きピザ!
北口から徒歩10分の地にある「IKEA立川」。巨大な北欧風家具のショールームがあり、レストランで食事も楽しめます。
立川駅から徒歩8分の地にある「国営昭和記念公園」。春はお花見、夏はピクニックにプール、秋はイチョウ並木や紅葉狩り、冬はライトアップなど、1年を通して楽しめます。
多摩モノレール「立川立飛」駅直結の商業施設「ららぽーと立川立飛」は、子供向けの施設が多数集結!休日は多くのファミリー層でにぎわいます。
「ららぽーと立川立飛」は子どもが楽しめる遊び場&施設がいっぱい。おすすめスポットはココ
現在、2020年春に開業予定の新しい街区「GREEN SPRINGS(グリーンスプリングス)」が建設中。ますます便利な街に生まれ変わろうとしています。
JR立川駅北口「GREEN SPRINGS」の建設状況。2019年春までの記録
マンガが読み放題のカフェ「立川まんがぱーく」
立川駅から徒歩約13分の地にある「子ども未来センター」。子育てひろばや子育てに役立つ各種イベントなどを実施していたりと、ママにはうれしすぎる複合施設です。
各世代の代表的なまんがを幅広く豊富にそろえた「立川まんがぱーく」。カフェや飲食スペースもあり、本を読みながらゆっくりくつろげます。
毎月第1日曜日に「立川まんがぱーく大市」を開催。フリーマーケットや大道芸のパフォーマンスを行っています。
立川まんがぱーく大市に行ってきた。入館無料券がもらえてとてもお得!
立川駅周辺はおいしいラーメン屋さんが多数あり!
立川駅は、昔からラーメンの激戦区。北口にも南口にもおいしいラーメン屋さんがたくさんあります!
多摩モノレール立川南駅に直結する大型商業施設「アレアレア」3Fにある「ラーメンスクエア」やWINS通り沿いにある「らーめんたま館」は、めちゃくちゃおすすめですよ!
立川市を舞台にしたアニメやドラマが多数あり!
立川市は意外にもアニメの聖地。立川市の景色が登場する作品が数多くあります。
- 『とある魔術の禁書目録(インデックス)』
- 『とある科学の超電磁砲(レールガン)』
- 『聖☆おにいさん』
- 『魔法少女まどか☆マギカ』
とあるシリーズは、自販機やラッピング立川バス、ラッピング多摩モノレールなど、聖地立川で勢力的にアピールしています。
2019年はドラマ『凪のお暇』が大ヒット!
立川の名物公園「オニ公園」や炭火焼バーガー専門店「Delicier’s(デリッシャーズ)」など、凪のお暇のロケ地巡りをする方もいるほどです。
いるほどですって、実際に自分が行ってきました(笑)
凪のお暇のロケ地「デリッシャーズ」で実際に使用された席でオニ公園を眺めながら食べてきた
立川駅北口と南口は雰囲気がまるで違う!
商業施設も多く近未来的な立川駅。しかし、立川駅北口と南口は雰囲気がまるで違います。
北口は近未来的に再開発されているのに対し、南口は細長い雑居ビルの中に、飲食店やカラオケ、不動産やコンビニなど、なんとくごちゃごちゃした印象です。
夜の立川駅周辺は「大人の街」に。特に南口の奥まった路地には風俗店も多く、朝方は酔っ払ったおじさまが道ばたに寝ていることも度々あります・・。
路上での客引き・スカウトに関する市の条例はありますが、その場の雰囲気に飲まれないように注意しましょう。
立川駅の南口には、「ウインズ立川」という場外馬券場があります。
場外馬券場があると「治安が悪そう!」「赤えんぴつと新聞を持ったおじさま達が暴れてそう!」など考えてしまいますが、室内はとてもキレイで、親子連れや若いカップルなどもチラホラと。
休日は大にぎわいですが、警備員もたくさん配置されるため、治安が悪いというイメージはほとんどありません。
立川市の不動産状況
立川駅北口に大きくそびえ立つタワーマンションが、「プラウドタワー立川」。以前は第一デパートでしたが、2016年にマンションに商業施設をプラスした作りに建て替わりました。
駅直結のマンションということで、希少性が高いという理由でしょうか?
坪単価は340万円超と多摩地区にしたらメチャクチャ高いのに、即日完売したという超人気マンションです。
これを聞くと「立川って高いじゃん!」って思いますが、駅前だけが超バブリーなのです。
駅距離7分ぐらいの地の新築マンションと比べると、坪単価が100万円違うなど、駅周辺だけがとにかく異様に高いのです。
立川駅周辺の賃貸相場は1DKで6〜7万円、2LDKで9〜11万円。ファミリーに最適な3LDKの駅チカマンションとなると14万円以上は覚悟が必要です。駅周辺は本当に高い!
しかし、立川駅周辺だけが立川市ではありません。
西武拝島線沿線沿いや、駅から15〜20分離れた地は比較的住居に適している場所が多く、相場も駅前より2〜3割ほど安め。立川市だけでもかなりの地域差があることがわかります。
立川市でも駅近で利便性を重要視するのか、駅距離は遠くても環境を重視するのか、人それぞれの考え方によって、場所選びはかなり違ってきます。
ランキングのイメージだけでなく、自分の価値観を大切にし、自分の足で実際に歩いて調べることをおすすめいたします。
立川駅はまだまだ発展中!これからも見逃せない
立川駅は複数路線に加えて多摩モノレールも走っていることもあり、立川を起点として、各方面に比較的自由に行くことができます。
通勤が必要であれば、交通の利便性は無視することができません。今後、多摩モノレールの箱根ヶ崎延伸も決定していますので、立川駅の利便性はますます上がっていくことでしょう。
立川駅周辺は買い物も便利ですし、遊びの場もたくさんあります。各方面にアクセス可能であることから、多摩地区ではイチ押しの街です。
今後もまだまだ再開発される可能性があり、ますます目が離せません。
いい部分、悪い部分共にありますが、立川はとてもいい街ですよ!
ただ住みたいという希望や憧れだけで街選びをすることなく、自分の目で確かめるために、立川駅周辺にぜひ遊びにきてくださいね。