JR立川駅北側「みどり地区」(緑町3)に、「GREEN SPRINGS(グリーンスプリングス)」が4月10日(金)にオープンしました。
まだ何もなかった3年前のみどり地区。まさかここに新しい街ができるとは思いもしませんでした。
多摩っぷ編集局では、みどり地区にヤギさんがいるころからず〜っとこの地を見つめ続けてきました。
ヤギさんが一生懸命に草を食べてくれていたり。
ヤギさん親子が、立川の地を気持ちよさそうに歩いていたり。
どんな建物ができるのだろう?
どんな街になるのだろう?
ヤギさんのお別れの会では、とてもさびしい気持ちでいっぱいになりましたが、新しい街ができることを楽しみに、GREEN SPRINGSの建設風景を毎月のように記録し続けてきました。
JR立川駅北口「GREEN SPRINGS」の建設状況。2019年春までの記録
建設は順調に続けられてきたものの、その活気を奪い続けていったのが「新型コロナウイルス」。都から外出自粛要請が発令され、週末の立川周辺の商業施設は、軒並み臨時休業となりました。
外出自粛要請の週末、立川駅周辺はひっそり。駅前の大型商業施設は軒並み臨時休業
4月7日は、都から緊急事態宣言が都から発令。GREEN SPRINGSは4月10日に無事にオープンしたものの、ほとんどのお店が臨時休業となりました。
「GREEN SPRINGS」オープン日前日現地レポ。新型コロナウイルス感染の影響で延長したお店も
これ以上多くの感染者を出さないための苦渋の決断であり、大変な状況下、このような対応をしていただいた多くのお店には頭が下がる思いでいっぱいです。
ただし、ずっと見守ってきた地です。
オープンした日に新しい街の様子をお届けしたい。
その思いが強かったものの、ここで取材をして外出を少しでも喚起してしまっては、多くのお店の方たちが断腸の思いで臨時休業をした意味がなくなってしまう。
そう思ったとき、取材に行くのを止めました。
その代わり、仕事帰りに多摩モノレールから撮影だけしてきました。
冷たい風がビュービューと吹きつけていたものの、新しい街並みが明るい夕陽に照らされており、悪いことばかりじゃないよ、これから良くなるよと訴えかけているかのようでした。
開業まで準備を続けられて来られた方々の気持ちを考えると、心苦しくてたまりません。
しかし、感染拡大を防ぐためにオープン日をあえて延ばしていただいた店舗の方々に、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。
多摩っぷ編集局では、今回は取材を延期しましたが、コロナが終息し多くのお店がオープンしたあかつきには、改めて取材に行かせていただきたいと思っております。
一日も早くこの事態が終息し、この新しい街が多くの人達の笑顔で埋め尽くされることを、心の底から強く祈り続けております。